女性蔑視やじ発言者、鈴木章浩都議謝罪

鈴木章浩都議、謝罪と会見

都議会における女性蔑視やじの発言者の一人鈴木章浩都議が、塩村都議への謝罪をし、会見も行いました。
今回のやじ問題は、発言者を擁護する一部著名人や有名ブロガーの発言などを見ても、日本の社会のあちこちに、人間個人の尊厳に対する低レベルな認識が残存することを、あぶり出す結果にもなりました。
その全てに言及することはできませんので、ここでは、鈴木都議の会見での解答に対する、疑問点を書き出します。
平たく言えば、「ツッコミ」を入れて行きます。

szkkikn会見記事はこちらから一部を引用いたしました。
全文は時事ドットコム→【「セクハラやじ」で謝罪~鈴木都議が会見~】

議員辞職は否定

※以下本文内グレー字は当サイト編集担当者の加筆や説明
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(冒頭略)

(記者質問、以下同)──自民党の会派は離脱したが、議員は続けるのか。20日に(鈴木)議員は「(やじが)辞職に値する」という考えを示している。

(鈴木都議、以下同)そうさせていただきたい。謝罪が遅くなったのは「早く結婚すればいい」とか「子どもを産めないか」とか、さまざまな発言が取り上げられた。「それが誰なんだ」という話がある中で、謝罪、話をする機会を逸してしまった
その部分でも、もっと早くけじめをつけたかった。申し訳ない。(「辞職に値する」との)発言は記憶にないが、反省している。

つい先週インタビューに応じていながら、機会を逸したというのは到底無理な言い逃れと言わざるを得ません。しかも「発言は記憶にない」とのこと。これが通用するようでは、都議という公人の言葉のあまりの軽さに愕然とします。
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(続き)

──「子どもを産めないのか」との発言をした議員を特定してほしいと塩村議員は指摘している。

私は他の発言を確認していないが、騒がしいなという感じはあった。私の発した言葉が引き金となって、あのような騒動になった。このような状況を払拭(ふっしょく)するため、都議会の正常化のため、頑張りたい。

この座席票でも分かるとおり、鈴木章浩都議の座席は《中央部の最後列から2列目、右から2番目》。演壇の塩村都議にまで聞こえる声が、自席の周辺で発せられた声が聞こえないわけがありません。Lv.1_up45930

今後もやじを飛ばす?

──国内だけでなく、国際的にも大きな問題になった。

配慮を欠いた発言が大きな問題になった。6年後のオリンピック・パラリンピックを控え、正常化のために頑張っていかなくてはいけない。

これには大変怒りを覚えます。「オリンピック・パラリンピック」がなければ「頑張らないのか」。
そもそも、子育て支援という大きな問題の質問中に、侮辱的なやじを飛ばしたにも関わらず、その質問の主人公である、「子育てが難しい都内において、支援を必要とする女性、またその家族」をここまで「蚊帳の外」においた答えがあるでしょうか?

自分が侮辱し、傷つけた対象の方を見ていない謝罪が、謝罪といえるでしょうか?

──発言の理由は?

塩村議員を誹謗(ひぼう)する言葉ではなく、少子化、晩婚化の中で早く結婚していただきたいという思いがあり、軽率な発言になってしまった。ただ、結婚したくてもできないとか、さまざなな女性がいらっしゃる中で、本当に配慮を欠いた発言だった。本当に申し訳なく思っている。

この答えは「全ての女性(人間)は、結婚したいと思っているはずだ、できないのは何か理由があるに違いない」という、思い込みがあるのではないでしょうか。他者の「自由意志」への想像力と、それへの尊重に対して、非常に感覚が鈍いと言わざるを得ません。

(以下略)


当サイトは現在、舛添知事の、主に女性政策をウォッチングしていくことを目的としていますので、これ以上の批判や感想は控えたいと思います。

これまで当サイトでも指摘してきた通り、舛添知事もかつては強固な女性蔑視感を抱えた強烈なセクシストでした。
今回のこの件に関しては、公式にやじを批判していますし、今現在もかつてのような女性蔑視感を抱いているのかどうかは分かりません。
しかし、知事に就任した今、自らの足元の都議会にも、このような悪しき旧弊が残っており、議会運営も妨げている、女性という存在を著しく侮辱しているということをはっきりと認識し、都政に活かしていただきたいと思います。

 

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